プロジェクト概要
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拠点名
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超高齢化社会に対応する先制医療工学研究拠点
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認定機関
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2021年4月1日~2027年3月31日(6年間)
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目的
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本拠点において、北九州市立大学が所有する最新の装置を活用しながら、北九州市立大学の研究者と国内外の研究者との共同研究を推進し、先制医療工学の拠点形成を目指します。
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事業費(拠点整備補助金;スタートアップ支援)
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2021年度は文部科学省から2,500万円交付予定(交付は原則3年間)
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拠点の中核となる研究の概要
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コロナウイルスのワクチンや副作用が少ない次世代の抗がん剤などのナノメディ シンのレギュラトリーサイエンスに関して、先制医療工学研究センターや計測・分析 センターが有するバイオナノ粒子の精密解析技術と AI やスパースモデリング技術や バイオマテリアルを融合した分野を共同利用や共同研究の中核とする。
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プロジェクト長挨拶
北九州市立大学 環境技術研究所 教授
先制医療工学研究センター センター長
櫻井和朗 教授
「健康維持」「環境との共生」「都市エネルギーシステム」「災害に強いまちづくり」の4領域を中心とした研究開発、政策提言、人材育成を推進することを使命として、北九州市立大学環境技術研究所が、平成24年3月に設置されました。開設以来、快適な環境を保証する持続可能な都市機能を実現するために、教育と研究、地域の発展に取り組んでおります。中でも「健康の維持」を担う先制医療工学センターでは、免疫系を人工的に制御する選択的な薬物送達システム(DDS)やナノメディシンの物性評価、溶液中の薬剤からの散乱などの分野で先端的な研究開発を行って来たと考えています。近年では、情報工学の研究者と共同して、スパースモデリングによる複雑系の生体情報処理や、これらの情報技術とバイオテクノロジー技術を融合して健康寿命と生命寿命のギャップを10年短縮するような統合的テクノロジーを基盤とした新産業の創出を目指しています。また、20年前の工学部の開設時に設置された計測・分析センターは、最先端の電子顕微鏡や分析装置を備えて、依頼測定や共同研究で外部の研究者などにも開放しています。
これらの実績に基づいて文部科学省の「特色ある共同利用・共同研究拠点」に申請したところ、2021年度において採択をされました。是非この機会に、拠点参画して頂き、更なる活性化を計りたいと思っております。